発想の転換 change in thinking 2005 3 25

 経営者は、発想の転換をしなければなりません。
時代は、変ったのです。
 昔は、株を、取引先や銀行と「持ち合い」をしていました。
だから、株主のことを考えずに、経営に専念できたでしょう。
 しかし、今は、そういう時代ではないのです。
株を、取引先や銀行と持ち合う時代は、終わったのです。
 そういうわけで、新しい株主をどうするか、考える必要があるのです。
国際化の時代ですから、新しい株主を外国人投資家にするのも、ひとつの方法です。
 もうひとつの方法は、国民を、新しい株主にすることです。
しかし、日本は、贈物文化の国ですから、単に配当金を増やしただけでは、
一般投資家(国民投資家)は、増えません。
十分な配当金に加えて、魅力ある株主優待制度を設ける必要があります。
 「外国人投資家は嫌だし、増配するのも嫌だし、株主優待制度を設けるのも面倒。
だから、親密企業に株を持ち合いしてもらう」という発想は、
時代遅れですし、先祖返りしています。
 (贈物文化の国)
 日本は、贈物文化の国です。
外国人から見れば、「日本人は、やたらとプレゼントが多い」と見えます。
お中元、お歳暮、年始の挨拶での贈物、クリスマスプレゼント、誕生日のプレゼント、
その他行事での贈物など。
外国人から見れば、プレゼント(贈物)の機会や行事が、非常に多いと見えるでしょう。
 外国人は、不思議に思うでしょう。
「いくら東京は人口が多いからといって、デパートの数が多いのではないか。」
「なぜ、あんなに数多くデパートがあっても、デパート商売が成り立つのか。」
それは、日本が、贈物文化の国だからです。











































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